「明日、学校む。」
こんな言葉、子供によく言われませんか?
私には二人の子供がいますが、よく言われる言葉です。
どう返事をすればいいのか戸惑いますよね。
そこで、こう言われた時にどうすればいいのか考えてみました。
- なぜ休みたいのか
- 行く気はあるのか
- 不登校にならないか
なぜ休みたいのか
行きたくない理由を聞いてみる
何度もしつこく聞くのはNGですが、気さくな感じで聞いてみましょう。
私の子供達はだいたい前日に「明日、休む」と言い出し、聞いてみるとだいたい学校行事や発表、持久走があるなどの理由を言います。
そこで、すぐにOKを出す訳にもいきませんが、どんな理由で行きたくないのか理解するだけでも違ってくると思います。
行きたくない理由を理解しつつ、学校へ行く選択を促す
私の子供達のように学校行事や発表、持久走などの理由がある場合、その部分を避けた時間は学校へ行く事を提案します。
子供も本当は行かないといけない、やらないといけないと思ってます。
毎回ではなく全体の1/3は休んでいいなど、少しやってみる事でその後休まずに行ける事もあります。
高校生の場合は全部休んでしまうと留年してしまします。
その事も考慮しつつ、なるべく休まないように話し合えればいいですね。
他の学校を休みたいと思う理由の場合
人間関係、学校の雰囲気、勉強についていけない、いじめを受けている。
などの理由の場合は簡単な問題ではありませんね。
勉強についていけない場合は、公文や塾に通わせたり、ご家庭でサポートするなどすれば少しはましになるかもしれません。
人間関係、学校の雰囲気、いじめなどは仲の良い友達が一人でもできれば一気に解決できる事もあるでしょう。
その逆で仲の良い友達と喧嘩や疎遠になったりすれば、一気に悪化する可能性もあります。
一時的な喧嘩や関係性もあるので、その場合は早めに解決する可能性が高いでしょう。
行く気はあるのか
本人の気持ちを優先
学校を休む理由や、その子の性格にもよりますが、学校を休む子供は罪悪感を持っています。
どうしても行きたくない、精神的にしんどい時は子供と話し合い、お休みする事も必要だと思います。
親に理解してもらえた事で、翌日は学校に行ける場合もあります。
休んだ時の家庭でのルール
お休みする事を許したとしても、勉強が遅れてしまったりと、更に行けなくなるかもしれないと心配ですよね。
ゲームやSNSばかりして時間を使ってしまっては、親が休ませることに余計に抵抗を持ってしまうでしょう。
そこで、元気に見えるのに休んだ場合はスマホやタブレット、パソコン類は親が預かる。
Wifiを使えなくするなどの制限をする事を伝え、我が家では実行しています。
退屈すぎて学校に行く気になる効果もあるようです。
休む場合は検定試験などに挑戦する約束をするなど、他に頑張る事を提案してみたりもします。
検定試験などより学校へ行く方がいいと子供が思った場合は、学校へ行く選択をします。
不登校にならないか
同年代の友達の存在
理由や性格、家庭環境にもよりますが、休みたい時に休む事で不登校になる事は少ないと思います。
小学校高学年からは親や兄弟よりも友達と一緒に遊ぶ事を好みますし、同年代の友達といるのが楽しいようです。
規則正しい生活の見直し
小・中・高校生の不登校原因は無気力・不安が上位を占めます。
やる気がない理由として、体調不良や目標がない事が上げられます。
規則正しい生活をして、なるべく体調を整えてあげれるといいですね。
目標も見つけるために、興味がある事は突き詰めていけるよう環境を整えてみましょう。
どうしても行けない場合
- 子どもの気持ちや学校に行きたくない原因がわかる場合
- 日常生活で体調不良などがある場合
上記の場合、医療機関を早めに受診することが必要です。
うつ病や貧血、その他病気が隠れている場合は、早期受診により症状の早期改善を目指すことができます。
一人でかかえこまずに市区町村の子育て相談窓口、児童相談所、児童相談センター、ひきこもり地域支援センターなどに相談してみましょう。
まとめ
子供の不登校は10年前と比べ倍以上に増えています。
コロナ禍による影響も大きな要因ですが、インターネットやSNSの影響も大きいでしょう。
親も自分の子供の頃との違いに戸惑い、どう対応していいわかりません。
自分なりの工夫を考え、実行したけれどどうにもならない場合もあるでしょう。
そんな時は、迷わずに第三者に相談してみましょう。
悩みをかかえる親御さんが少しでも気持ちが楽になれますように。